2グレード構成の新型BRZ、ベストバイはどっち?
いよいよ7/29の発売日が迫る新型BRZですが、細かなグレード別の価格。装備内容についても出回ってきました。ご存知の方もおられるかもしれませんが、今回の新型はひとまず2グレード構成で発売されます。
今回はグレード別の装備について詳細に見ていき、どちらが買いなのか考えてみます。
ベースグレードと上位グレードの価格差は税込18.7万円
まずグレード構成ですが、ベースグレードの"R"と上位グレードの"S"の2グレード展開となります。税抜きの価格はMT車で"R"=280万円、"S"=297万円で、その差は17万円。10%の消費税を加味すれば18.7万円です。
大きな違いはタイヤ&ホイールとシート!
次に"R"と"S"の装備面での差ですが、大きな違いはタイヤ&ホイールのサイズとシート生地です。具体的には以下の通りです。
①タイヤ&ホイール
"R": 215/45R17×ミシュランプライマシーHP
②シート生地
"R": ファブリック(ヒーターなし)
"S": レザー(サイド)×アルカンターラ(センター)(ヒータ付き)
見た目をとるなら"S"一択ですね。ちなみに、シートはどちらもレッドステッチのようです。
その他の装備差は微々たるもので、以下の通りです。
③スピーカー(Rでは 6スピーカー、Sでは8スピーカー)
④メーターフード(Sではアルカンターラ調)
⑤インパネ加飾(Rではグロスブラック基調、Sではサテンシルバー基調)
⑥ドアトリム(Rではファブリックとプラスチック、Sではレザー×アルカンターラ)
⑤バニティミラーランプ・ドアカーテンランプ(Sにのみ装備)
この他にもひょっとしたら細かい装備差もあるのかもしれませんが、現時点で私が把握している違いは以上となります。
先代のグレード構成を振り返る
ちなみに先代BRZのグレード構成を振り返ると
競技用の"RA"
ベースグレードの"R"
上位グレードの"S"
ザックスダンパーやブレンボブレーキを搭載し走りを磨いた"GT"
となっていました。従って、新型でも"R"と"S"は継続設定され、ヒエラルキーも継承されていると言えます。また、"GT"と"STI Sport"は先代後期型に追加設定されたグレードなので、新型でも追加設定される可能性が高いと言えます。新型のトピックは競技用のベース車となる"RA"の廃止です。おそらく需要が見込めないため廃止されたはずなので、今後の追加設定も望み薄かと思います。ちなみに兄弟車のトヨタGR86では"RC"というグレード名で競技用グレードが生き残っているのも不思議なところです。新型で"RA"狙いだった方はGR86"RC"を買うか、"R"を買って自分好みにカスタムするか、となりそうですね。
結局、どっちが買いか?
では、結局どっちが買いなのでしょう?これは非常に微妙なところだと思います。私なら。。迷いますが、20万円近い差額なら"R"を選び、浮いたお金を旅行やカスタムに回したいかな、という気がします。
まず、RとSでホイールサイズ以外の基幹性能に差はありません。サスペンションやブレーキ性能は同じで、エアコンやメーター等のデザイン・機能も全く同じです。となれば残りはシートやトリムの素材程度の差です。BRZはピュアなスポーツカーであることに意味があります。大径タイヤや余計な飾りに過度に魅力を見出すべき車ではありません。となれば、"R"でも十分の装備内容なので、こちらを選んで少しカスタムして乗るのがより玄人な選択なのかも?というのが素人なりの私の意見です。