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新型アウトバックの北米仕様と豪州・欧州仕様を比較

スバルのグローバル市場でのフラッグシップであるレガシィアウトバックですが、2019年発売の新型では販売形態が少々特殊になっています。というのも、2019~2021上半期では北米でしか販売されてこなかったのです。その間日本を含めた他の市場では旧型が継続して販売されたり、そもそもレガシィシリーズ自体が販売終了となるなどしており、今後の行方が不安視されてきました。

 

しかし今年に入ってようやくオーストラリア仕様が発表・発売され、先日欧州仕様も発表となりました。また、当ブログでも触れてきたように日本仕様も間も無く登場します。ついにグローバル展開を始める新型レガシィアウトバックですが、どういうわけか現行の北米モデルとはかなりの部分で異なっており、商品性を高めてきています。

 

今回は新たに発表された豪州・欧州仕様と先行販売されてきた北米仕様とを外装面について細かく比較していきたいと思います。

 

外装の違いは大きく5点

1. ヘッドライト

豪州・欧州仕様の方が手の込んだデザインになっています。新型レヴォーグとも類似したデザインで、コの字型のLEDポジションランプがウインカーを兼ねるタイプです。一方北米仕様ではウインカーは豆球です。

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豪州・欧州仕様のヘッドライトはよりレヴォーグにも通じるコンパクトで先進的なデザイン。 なお、ヘッドライトウォッシャーの蓋はツライチではない模様。

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北米仕様。若干ユニットが大きめ。(写真はセダンモデル)

2. テールランプ

一見両者とも同じに見えますが、豪州・欧州仕様では内側がスモーク化されて引き締まった印象を与えます。ちなみに、どちらの仕様でもテールゲート部分まで光る点は、ここが光らない新型レヴォーグよりもお金がかかっていることを伺わせます。

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豪州・欧州仕様のテールランプは内側がスモーク化された

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北米仕様のテールランプは内側が白い

3. フロントグリル

豪州・欧州仕様の方が線が太くより逞しい顔つきを演出しています。ロアグリルにもハニカムメッシュが採用され、引き締まった印象です。なおこうした特徴は北米仕様に追加されたwildernessモデルでも見受けられます。

4. 前後バンパー

豪州・欧州仕様の方が凝ったデザインで、上下方向の厚みとスポーティ感を強めています。また、フロントフォグランプもよりコンパクトになりました。

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豪州・欧州仕様の顔つき

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豪州・欧州仕様のリア

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北米仕様の顔つき

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北米仕様のリア

5. ホイールアーチモール

豪州・欧州仕様ではXVのような遊び心のあるより立体的で厚みのある意匠が採用されました。北米仕様はよく見る円弧状のデザインです。ただ、北米仕様に追加されたwildernessではさらに攻めたデザインに昇華しています。

全幅を抑えたい日本仕様ではこの部分だけは北米仕様に寄せてくると予想します。

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豪州・欧州仕様のサイドビュー。独特なホイールアーチモールが目を引く

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北米仕様のサイドビュー。ホイールアーチの主張は控えめ。日本仕様はこっちか?

 

全体的にデザインの完成度が高まった

以上、外見については大分見た目の印象が異なります。北米仕様よりも完成度が高まったデザインになっており、期待できそうです。